プロジェクトベース組織(Project Based Organization)





目次

プロジェクトベース組織とは


PMPのプロジェクトベース組織では、下記の組織体制を想定しています。


  1. 機能型組織
  2. プロジェクト型組織
  3. マトリックス型
    • 弱いマトリックス型組織
    • バランス・マトリックス型組織
    • 強いマトリックス型組織
  4. 複合型組織

機能型組織


各機能毎に権限を持った責任者が存在するため、プロジェクト・マネージャーの権限が限定的でストレスが溜まり易い組織体制となります。

プロジェクト型組織


プロジェクトのためだけに存在する組織で、プロジェクトが終結すると解散する組織体系です。プロジェクトマネージャーは、最も高いレベルの独立性、権威と権限を持ちます。

マトリックス型


機能型組織とプロジェクト型組織を組み合わせた組織体系となります。プロジェクトマネージャの権限は、機能部門マネジャーとの役割分担によって決められ、要員によっては二人のマネージャーが存在することになります。マトリックス型は主に、下記パターンに細分化されます。

  • 弱いマトリックス型組織
  • バランス・マトリックス型組織
  • 強いマトリックス型組織

弱いマトリックス型組織


機能型と同じ特徴を持つ組織体系となります。プロジェクト・マネジャー自身や事務スタッフも他の業務との兼任でプロジェクトに従事します。プロジェクトマネージャーの役割は調整役や促進役で、コミュニケーションのコーディネータとしての役割を担います。予算執行権限はライン・マネジメントが持っているので、プロジェクト・マネジャーにはありません。

バランス・マトリックス型組織


プロジェクト・マネジャー自身は専任としてプロジェクト運営に従事しますが、事務スタッフは他の業務と兼任となります。予算執行権限もライン・マネジメントとの協業で進めるので、中間型となります。さまざまな対立が発生するため、調整が必要となります。

強いマトリックス型組織


プロジェクト型に近い特徴を持つ組織体系となります。プロジェクトマネージャー自身も事務スタッフも専任でプロジェクト運営に従事し、予算執行権限を持つ。
比較的強力な体制であり、プロジェクト型と異なりプロジェクト終結時に組織は解散しません。

複合型組織


ウォー・ルーム


ウォー・ルームとは作戦会議室を意味します。作業を一カ所に纏めることで、スケジュールなどを全員で共有出来るようにし、コミュニケーションの活性化を図っています。


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