
目次
ステークホルダー
プロジェクトに積極的に関与しているか、または、プロジェクトの実行あるいは完了によって自らの利益がプラスまたはマイナスの影響を受ける顧客、スポンサー、母体組織、一般大衆、個人、組織がステークフォルダーとなります。
例)
- 顧客やユーザーたる利害関係者
- ポートフォリオ・マネージャーとポートフォリオ・レビュー委員会
- プログラム・マネージャー
- プロジェクトマネージメント・オフィス(PMO)
- プロジェクトマネージャー(プロジェクトの責任者)
- プロジェクト・チーム
- 機能部門マネージャー
- 事業マネジメント
- 納入者やビジネス・パートナー
ステークホルダー・マネジメント計画のツールと技法
- 会議
- 分析技法
- 専門家の判断
ステークホルダー・マネジメント戦略
ステークホルダー登録簿の情報からステークホルダー分析マトリックスを作成し感心事や影響度に応じた対策を立案する。
- ステークホルダーの指名
- ステークホルダーの関心事
- ステークホルダーの影響度
- 支持を得るために戦略や支障度合いを減少させる戦略
ステークホルダー・エンゲージメント(ステークホルダーの関わり)
ステークフォルダー・マネジメント戦略にしたがい、ステーホルダーの期待(ニーズ)を満足出来るように常にコミュニケーションを保つ活動、プロジェクトの活動について、ステークホルダーの適切な関与を強化するプロセス。プロジェクト・マネジャー自らの行動責任として、ステークホルダーの期待(ニーズ)に応えるためにステークホルダーと話し合い、協力し、更に発生した問題への対処を行う。ステークホルダーの関与を高め、ステークホルダーの指示を強化し、抵抗を最小限にする。
- 個々のステークホルダーに対するコミュニケーション方法を用いる
- 人間関係のスキルを駆使する
- 信頼関係の構築
- 対立の解決
- 積極的傾聴
- 変化への抵抗の克服
- 一般的なマネージメントスキルを駆使する
- プロジェクト目標へ向かうために意見の一致を得る
- プロジェクトへの指示を得るために影響を及ぼす
- プロジェクトのニーズを満足させるために合意を形成する
- プロジェクトの成果を受け入れるために組織の行動を修正する
ステークホルダー・エンゲージメント・マネジメントのツールと技法
- マネジメント・スキル
- コミュニケーション手段
- 課題ログ
分析技法
ステークホルダーのプロジェクトのライフサイクルを通じて関与することは、プロジェクトの成功に極めて重要である。ステークホルダーの関与度は、以下のように分類できる。
- 不認識
プロジェクトと潜在的影響を認識していない。 - 抵抗
プロジェクトと潜在的影響を認識しているが、変化に抵抗している。 - 中立
プロジェクトを認識しているが、支持も抵抗もしない。 - 支持
プロジェクトと潜在的影響を認識しており、変化を支持する。 - 指導
プロジェクトと潜在的影響を認識しており、プロジェクトの成功を確実にするため積極的に関与する。
ステークフォルダー分析
ステークフォルダー特定
プロジェクトのステークフォルダをすべて洗い出し、彼らのニーズや期待事故を把握し、分類する。
プロジェクトにより影響を受けるすべての人と組織を特定し、それらがプロジェクトの成功に対して有する利害、関与、影響に関する適切な情報を文書化する。
プロジェクトに関与する人や組織、あるいはプロジェクトの結果に何らかの利害関係を有する人や組織
- プロジェクト・マネージャー
- 顧客・ユーザー
- PMO
- スポンサー:資金を提供するプロジェクトの総責任者
ステークフォルダー登録簿
品質について利害関係や影響を与えるステークフォルダーを確認できる登録簿です。ステークフォルダーに関する以下の情報を管理しています。
- 識別情報
氏名、役職、所在地、役割、連絡先 - 評価情報
要求事項や影響
利害関係者が最大となるフェーズ - 分類
プロジェクトの内部、外部
立場(支援、中立、反対)
ステークフォルダーのニーズ
要件定義書と呼ばれる「要求事項文書」にまとめられます。
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